求人原稿をよく見ると自分(会社)の要望ばかり書いている!?
最近なかなか採用が厳しいですね。求人を出していますがなかなか応募が来なくて困っています。
人手不足でどこの会社さんも採用が難しいと仰っていますよね。でも、上手くいっている会社さんもあるんですよね。社長、求人原稿を見せてもらってもいいですか?
はい、是非見て下さい。コミュニケーション能力が高くて、積極性があって、パソコンスキルも高い人が今欲しいんですよね。だから、そのように書いていますがなかなか思うような人が応募してくれません。
社長、そんなスーパーマンみたいな人ってなかなかいませんよ、、、
求人原稿を見ると、このように、企業が求める能力やスキルなかりがたくさん書いてあります。
・コミュニケーション能力が高い人
・積極性がある人
・○○資格2級以上
・パソコンスキル マクロが使える人
・○○の経験がある人
実際、こんな人いるの?って思うくらいです。
こんな求人を見たときの求職者ってどう感じると思いますか?
求職者は何を求めて仕事を探している?
旅行に思ったときに、いろんな旅行のパンフレットを見て、自分の今回の旅行の目的を達成できそうなのはどのツアーかな、どこの旅行代理店かなって比較して比べますよね。
旅行って、数日のことですが、真剣に見比べていませんか?
仕事って自分の人生の多くを費やするわけですから、真剣に探すのは当然のことですね。
仕事を探している人は、現在の仕事に何かしらの不満や、勤めていた会社の事情で辞めざるをえなかったりして、新たな仕事を探しています。
そして、仕事をする上で何を重視して探しているかは人それぞれです。
・給与や休日日数を重視している人
・自分が持っているスキルを活かせるかどうかを重視している人
・働いている人たちが楽しそうにしているかどうかを重視している人
など。
この場合、会社が求める条件ばかりを書きてある求人原稿を見た人はどう感じるか考えたことはありますか?
自分が重視していることを満たせるかどうか、自分にどんなメリットがあるのか、この会社で働くとどんないいことがあるのか、といったことを考えて、ここだったら自分が求めていることが達成できそうだ、と思って応募をします。
だから、会社の要望ばっかりつらつらと書いてある求人に、仕事を探している人の心は響くでしょうか?
応募してみようといった行動に移しでしょうか?
求人原稿で大切なのは、
①求職者の心に響いて
②求人に応募するという行動に移してもらうこと
です。
ですから、このような行動をとってもらえるための求人原稿を書くことが大切です。
求人に働く人のメリットを書こう!
働く人がここだったら自分が仕事に求めていることが達成できそうだ、と思えるような求人原稿を書くことが大切です。
ここで気を付けたいポイントがあります。
先ほど書いたように、仕事に何を求めるかは人によって様々です。
例えば、協調性をもって仕事をしてもらいたいと思っている会社であれば、そういった働き方をしたい人に響くようなメリットを書きましょう。
自分のスキルや能力を発揮して、事業に関する新たな企画を積極的に出してくれるような人を望むのであれば、そういった働き方をしたい人がメリットに感じるようなことを書きましょう。
会社が求めている人物像がメリットに感じることを書けば、会社が求めている人が応募してくれる可能性が高まります。
そのためには、会社が求めている人物像が明確でなければ、どんなメリットを書いていいかが曖昧になり、面接の時点でミスマッチが起こり、採用までに至りません。
求める人物像をを明確にして、その人物が応募したくなるような、メリットやこの会社でなら自分の働く価値観と一致しそうだな、と思えるような求人原稿を書きましょう。
会社の要望ばかりの求人原稿になっていないか、見直してみましょう。