大関貴景勝が見事優勝!重圧をはねのけて
令和5年大相撲初場所は、大関貴景勝が見事優勝しました。
優勝インタビューでの貴景勝関の言葉が心に響きました。
一人大関で大変な重圧があったのではないですか?
といった内容のインタビュアーに対し
「大関というのは誰でもできるわけではない。その重圧を感謝に変えて頑張りました」
といったようなことを言っていました。
今場所は、一人横綱、一人大関という異例の場所で、しかも横綱照ノ富士がケガで休場。
つまり、初場所で出場している関取の中では最高位なわけです。相当な重圧があったに違いありません。
しかし、重圧をプレッシャーに感じるのではなく、逆にプラスに捉え、感謝に変え、そして掴んだ優勝!本当に素晴らしいですね。
事象にどう意味づけして、どう感じるかはその人次第
ある企業で、採用しても採用しても次々と辞めていく。
その事象を社長のあなたはどう捉えますか?
辞めるのを無理に引き留めることはない、また採用すればいい
まあ、こんなこともあるよ。気にしない気にしない
せっかく時間かけてオリエンテーションとかやったのに!
などなど、いろいろあるでしょうね。
この辞めた原因をやめたその人が悪いと思うと、腹が立ってストレスも溜まる。
でも、これだけ続けてやめるんだから、何かあるのでは、と思えば腹も立たず、辞める原因を分析して、対策を考えるでしょう。
よく言いますよね。このボトルに水が半分入っています。「もう半分」「まだ半分」どう捉えるか?
同じことでも、その事象をどう捉えるかで、感情も変わってきます。
つまり、感情は勝手に生まれてくるのではなく、自分で選んでいるってことです。
自分に何が起こったか、ではなく
↓
起きたことをどのように考えて、どのように捉え
↓
どのようにその起こったことを意味づけをするかで、感情も決まるのです!
ってことは、感情は自然と湧いてくるのではなく、自分で選んでいるのではないでしょうか。
部下の育成にも役立つ
何かにつけて、悪い方に考えて不平不満ばかり言っている職場ってありませんか?
それは、先ほどの説明からすると、事象を自分で悪い方に捉えてしまう。
だから、文句も言いたくなって、イライラしたりして、職場の雰囲気がギスギスしてしまいます。
これまでの業務のやり方を、手作業から業務効率化のためにシステム化に移行するとします。
こういう時は必ずと言っていいほど、抵抗勢力がありますね。(涙、、、)
人は、変化を嫌う傾向にあります。また、それだけでなく、実際そのシステム化した直後は、システムに慣れなかったりして、これまでより余計に時間がかかったりするものです。
こんな時、この状況を、経営者、もしくは上司のあなたはどう捉え、どういう方向に持っていくか、にかかっています。
最初の説明、例えば「なぜ、システム化の移行が必要なの?」「一時的には時間がかかるかもしれないが、長い目で見れば、皆さんの仕事がやりやすくなります」といった具合に丁寧に説明することも一つの方法でしょう。
そうやって、すぐに悪い方に解釈してしまう企業文化を変えていく努力をしましょう。
一朝一夕にできないかもしれません。
しかし、働く皆さんが、良い感情を持てるような環境作りをすることは、職場が明るくなって、意欲的に仕事に取り組むようになって、仕事の質、人生の質が良くなるためには、必要なことでしょう。
怒りを持つのも、悲しい感情を持つのも、楽しい!って感情を持つのも、自分で選んでいる、ということを頭の片隅に置いておくことで、あなたの人生もきっと質の高い、楽しい人生になるのではないでしょうか。