起きているときはまだ起きていたい、だけど起きる時はもっと寝ていたい、って思う。
それって、実は人間の体内時計は25時間だから、ていうのを昔聞いたことがありますが、真実はいかに…。
さて、今回は立場が変わるとモノの見方がかわる、といった視点で書いてみたいと思います。
従業員の時は休みがたくさん欲しい、経営者になったら休みは少なくしたい?
さて、この世の中には、経営者人より、勤めている人の方が多いですよね。
で、従業員として働いているときは、休みもっと欲しい、休みって嬉しい、って思いますよね。
私もそうでした。
金曜日の午後は「明日は休み!」と思うと、めっちゃテンション上がっていました。
一方、日曜日の夕方になると、「あ~明日からまた1週間が始まる…」、いわゆる「サザエさん現象」というものですね。
だけど、ひとたび経営者になると、出来るだけ休日は少なくしたい、とか有給はあまりとって欲しくない、といった経営者がいらっしゃいます。
雇用された経験がない人は別として、雇用されていた経験はあるわけで、自分も従業員だったときは、休みが多い方が嬉しかった、はず。
だけど、立場が変わった途端、前述したようなことが起こります。
これは、なぜなんだろう、って昔っから思っていました。
私なりに原因を考えてみました。
休みを増やしたくない経営者の思いとは?
自分と従業員を同じように考えのでしょうか?
- 営業日数を増やして売り上げをあげたい!
- そんなに休む暇があったら、もっと効率のいい仕事をしてくれ
- 自分はこんなに働いているのに、従業員は休みが多くていいなあ
とか。
だけど、従業員は経営者ではありません。
あなたに近づくことはできても、あなた(と同じ思い)にはなれません。それは無理なお話しです。
経営者って、自分の志のもと、自分のやりたいことがしたくて起業しています。
私も、勤務していた社会保険労務士事務所を独立して、開業したのは私がやりたいことをしたかったからです。
だから、今の私は休業日とか、営業日とか関係なく仕事やインプットに時間を費やしています。
でも、従業員は違います。
あなた会社の理念に共感し、提供しているサービスが好きで、あなたの会社に応募し、採用されて、そして今の仕事をしているでしょう。
しかし、先ほどの経営者が起業した思いとは違う、ということを認識する必要があります。
あなたを超えるような高い志を持つことは出来ません。
従業員が起業した会社ではないので。
でも、事業は経営者一人でなせるものではありません。従業員の協力が必要です。
前に私が勤務していた会社のトップはこんなことをよく仰っていました。
「私は、直接お客様にサービスを提供することは出来ない。だからこそ、自分に変わってサービスを提供してくれる従業員を大事にするんだ。大事にするとは経済的な満足だ。」
私は、その気持ちを知っていて、待遇にも満足していました。だから、やりがいを持って仕事していましたし、お客様のために、会社のために頑張ろう、と思って仕事をしていました。
従業員を大事にすると、従業員があなたを大事にしてくれる
以前「就業規則の役割を見直すといいことがある!?」というブログの中で「従業員は大事なステークホルダー」と書きました。
従業員の喜ぶことをしてあげて、そしてあなたの最大の味方になり、協力者にすれば、あなたがやろうとしていることが早く達成できて、さらに成長に繋げていけると思います。
だから、従業員が喜ぶこと(休みが多い、給与が高い)にもっと目を向けで、実行してみませんか?
ここで、一つお伝えしておきたいのは、休みの日数や、給与の相場というのは業界で差があります。
これは致し方ありません。
ですから、まずはあなたの会社の業界で、「うちは休みが多い。給与が高い」という従業員が優越感をもてるようにしましょう。
これって、欲しい人材の応募にも繋がります。(いいことづくめですね♡)
繰り返しますが…
従業員はあなたの大事な「ステークホルダー」です。