「企業理念を社内に浸透させて組織を強くする」オリンピックに見る強い国には理由があった!

いろいろあったけどやっぱりオリンピックは感動する

今日2月20日で冬季オリンピックが閉幕しますね。

オリンピックにはよく魔物がいるといわれますが、日本にとっては魔物が多かったオリンピックのように思います。

フュギアスケートの羽生選手の穴にはまった

スキージャンプ混合団体のスーツ規定違反

女子パシュートの金メダルまであとちょっとのところでの転倒…など。

でも、金メダルも3個生獲得しましたね。

スノーボードのハーフパイプで平野選手の2回目の点数にはまさかの2位になる得点で、もし、3回目に転倒していたら、いまごろどんなことになっていたんだろうと思うとぞっとします。

カーリング女子では、決勝で惜しくものの立派な銀メダル獲得ですね。

カーリング女子では、予選リーグ1位だったスイスが準決勝で日本に敗れ、3位決定戦でも敗れるという、まさかの結果に。

スイスとしては、なんとも厳しい結果になりましたね。悔しい思いをしているのは、日本だけではないですね。

強い国は、競技が社会に浸透していた!

冬季オリンピックでは、ノルウェーやオランダ、ドイツといった国が金メダル数の上位を占めています。

なんでこんなに強いのかな、と思っていたら、ちゃんと理由がありました。

ノルウェーでは、お休みの日などはスキーをしに行く人がとても多いそうです。またスキーで通勤している人もいて日常生活にスキーは欠かせないようです。

オランダは、ご存じのように国土の多くが標高200メートル以下で、運河も周りに多いため、冬になると自然のスケート場がすぐ近くにあるため、スケートになじみやすく、子どものころから親しんでいたわけですね。こちらもまたスケートが社会に浸透しているわけです。

ノルウェーにしても、オランダにしても、競技が強い国は、それぞれの競技が社会に浸透していたわけです。

日本のスノーボード選手の大躍進

今回のオリンピックでは日本のスノーボード選手の活躍が目立ちましたね。

バブルの時代は「私をスキーに連れてって」とい原田知世さん主演の映画の影響もあり、大変なスキーブームでした。

その頃は、スノーボードは、マナーが悪いなどの理由でスキー場はスノーボード禁止にしているところが多かったようです。

それから、バブルが弾け、スキーブームも過ぎ去り、スキー場は経営困難に陥ります。

そうなると、スノーボード禁止にしている状況ではなくなり、そこから、スノーボードもできるようにしました。

すると、「スノーボードはかっこいい!」と感じる人たちが増え、今度はスノーボード人口が急激に増え始めます。

今では、スキー場では、スキーをする人よりスノーボードをする人が圧倒的に多くなっています。

今回のオリンピックで、スノーボードの強さは、スノーボード人口の増加が要因と言っていいでしょう。

企業の理念を浸透させると組織は強くなる!

これを企業に置き換えて考えてみると、企業の理念を職場に浸透させることで、組織は強くなるのではないでしょうか?

以前、私が勤めていた病院では、来院された方から、「職員さんは皆さん気持ちのいい挨拶をされますね」という評判をいただいていました。

挨拶は、人と人との人間関係を構築する第一歩ということで、「気持ちよく挨拶をする」ということは、日ごろからしっかりと管理職から職員の一人一人に伝えていました。そして、管理職自らが実践していました。

来院された方々に限らず、職員同士でもよく挨拶は交わされていましたので、「気持ちの良い挨拶をする」ということは、職場内に浸透していました。

企業が実現したいこと、大事にしたいことを、いかに企業内に浸透させていくかが大事ですね。

それには、浸透していくような環境作りが大切で、その環境をいかにして作るかが、経営者や管理職には求められます。

しっかりと浸透していけば、目指しているものが実現できて組織は強くなるのではないでしょうか。