社員をやる気にするモチベーションを理解しよう!

モチベーションには2種類あるって知っていましたか?

モチベーションには2つ種類があります。

  1. あると満足につながるもの(動機づけ要因)
  2. ないと不満につながるもの(衛生要因)

では、詳しく見てみましょう。

1 仕事の満足につながること(専門用語では「動機づけ要因」っていいます)

これって、無くても不満にならないけど、あると俄然満足度が上がってやる気が出る!ってものです。

これは、わかりやすく言うと、社員を「やる気にさせる!」ことです。

例えば、

  • 仕事のやり遂げた達成感
  • 昇進した!
  • 認められた!
  • 責任ある仕事を任された!

です。

これがあると、社員のやる気に繋がって、満足度が高まります。

ですから、これまでより責任ある仕事を任せてみる、とか

チャレンジできる機会を増やすといいですね。

特に不満はないけど、何年たっても同じ仕事の繰り返し、マンネリ感があるとやる気って起こりませんよね。

2 仕事の不満につながること(専門用語では「衛生要因」っていいます)

これは、無いと不満になるけど、あっても満足につながらない、ってものです。

例えば、

  • 給与の不満(安い)
  • 勤務時間が長い
  • 職場の雰囲気が悪い
  • 職場のコミュニケーションが悪い

などです。

これが多いと、退職に繋がりやすいですね。

つまり、最低これは整えときましょうよ、ってことですね。

退職率が高い、人が定着しない、会社はここが出来ていないところが多いですね。

社員の入れ替わり多いなあ、なんでうちの社員って定着しないんだ?

って会社は、まず、ここを見直してみましょう!

まとめ

モチベーションには2種類あることがお判りいただけましたか?

無いと不満だけど、あっても満足にはあまりならない

こっちはマイナス↓

0 あると満足する(動機づけ要因)

こっちはプラス!

働く時間が長い、給与が安い、人間関係が悪い どっち? 昇進、責任ある仕事を任される、仕事の達成感、成長

満足な(動機付け要因が満たされている)状態と、不満ではない(衛生要因が満たされている)状態とは似ているようだけど、ずいぶん違います。不満がないから満足というわけではないですね。

やる気を引き出すには、働く時間が適正になっただけでは足りなくて、達成感や成長してる感が働く必要があります。

だけど、動機付け要因だけを増やしても、衛生要因が満たされていなければ、社員の不満は高まっていきます。
つまり!衛生要因を満たすことは、社員のやる気を引き出すための前提条件ってわけです。

社員のやる気を引き出して、企業が業績を伸ばし、そして成長していくためには、不満要因である衛生要因を

満たして、満足要因である動機付け要因をいかに社員に持ってもらえるようにしていくかが会社や上司の腕の見せどころ、ってわけです。