企業の成長段階に合った採用基準で人材を採用しよう

  • 2022年2月2日
  • 2022年2月15日
  • 採用

創業時に必要な人材とは?

創業時に、人数が2~5人とか少なかったりすると、あれも出来て、これも出来てみたいになんでもやってもらうことが多いですよね。

例えば、飲食店を例に挙げると、2.3名で開業した場合、調理担当、接客担当で採用したとしても、お客様の入り状況や時間帯によっては、洗い物が溜まってきたら接客担当が洗い物を手伝うこともあるでしょうし、食べ終わったお客様がちょうど同じタイミングで複数の方の会計をしないといけなくて、そのタイミングで新たなお客様が来店されると、お料理担当の方が席まで誘導しないといけないこともあるでしょう。

だから、少ない人数での職場は、オールマイティに仕事をこなしてもらうことが多いですよね。

そういったときに、料理担当で採用、接客担当で採用した時に、その入社した従業員の方は、私は料理が好きで応募したのになぜ、接客を担当しないおといけないのか、私は人とのコミュニケーションをとるもの苦手、と思って入社後にミスマッチが起きますよね。

中には、人数が少ないのだから、お客様に迷惑をかけないように、お互いが協力し合うのは当たり前、という思いで進んで協力してくれる人もいるでしょう。

ですから、このような場合は、料理の担当ですが、時間帯やホールの状況によっては、接客をお願いしることもありますがいいですか?

というように、面接時にちゃんと伝えておいて、ちゃんと本人も承知の上で入社してもらうと、「話が違う!」ってことは防げますね。

人数も増えてきて、事業も安定してきたら専門職の人材が欲しい

人数も増えてきて、いくつか部門も出来て、これからより新しい事業を始めたい、事業を発展させたいとなったら、専門線の高い人が必要になってくることがあります。

例えば、飲食店でこれまで食事をメインで提供していたけど、食後のスイーツにも力を入れていきたい、だからお菓子やケーキなどを作れる腕のいいパテシエを採用したいと考えたとします。

そうすると、人数も増えているし、お店を回すオペレーションも上手くいっている、だから他の仕事をしないといけない、と言ったことは考えにくい。

だから従業員同士の協調性よりも、「腕のいい」専門性が高いことが優先度は高くなります。

もちろん、協調性も仕事をしていく上では必要ですが、今必要な人材はどんな人か、といいた採用基準で見ていくと、専門性の高さが企業が欲しい人材です。

企業の成長に合わせて、採用基準も変わってくことを知っておきましょう

このように、企業が今どの段階にあるのかということをきちんと認識しておくことは、採用基準を決める上でとても大切です。

例えば、ある情報サイトでで、「採用する上で必要なスキル」、とか、「採用時はここを見よう」とか「多くの会社が面接基準で大事にしている上位10個」と言った記事をよく見ます。

ですが、そのアンケートに回答している企業と、あなたの企業と同じ状況の企業はありません。

参考にする程度ならいいのですが、そういった情報を鵜呑みにするのは危険です。

今のあなたの会社に必要なのは、皆で協力し合って、多少自分の思い通りにならなくても協力してくれる人と言った人間性を重視した採用基準なのか、新たな事業を進めていくために専門性の高い人といったスキルを重視した採用基準なのかを、しっかりと見極めましょう。

ここを間違うと、人は定着しませんし、事業の目標も達成しません。

今の企業の成長段階に合わせた採用基準を考えてみて下さいね。