明けましておめでとうございます。
今年も、読んで頂く方の人事に役立つ情報を発信していきます。
どうぞ宜しくお願いします。
リーダーシップとは?
あなたは、リーダーシップと聞いて、どんなことをイメージしますか?
チームの先頭に立って、引っ張っていく人
チームを纏めて、一致団結させる人
などでしょうか?
リーダーシップの定義は様々ですね。これが正解!っていうのはなかなか難しいかもしれません。
リーダーのタイプの様々ですね。
あまり自分は前にでず、メンバーの主体性に重きを置いて、まとめていくタイプ。
自分がグングン先頭になっていわゆる「自分についてこい!」といったタイプ。
こんな話しを聞いたことはありませんか?
「豆腐のように、この会社を1丁(兆)二丁(兆)と売り上げを数えるような会社にする」
これは、ソフトバンク社長の孫正義氏が創業当時に言ったとされています。
朝礼で20人の社員を前にみかん箱の上に乗って「世界的なメーカーになるんだ」と声高らかに宣言した。
これは、ホンダの創業者本田宗一郎氏の言葉ですね。
これを聞いた当時の社員は何を言っているんだ、って思ったそうです。(まあ、気持ちはわかりますね)
でも、結果ソフトバンクは1兆、2兆と売り上げを数える会社になり、
ホンダは世界のホンダになりましたね。
そうすると、到底ムリ!って思えていたことも現実になりますね。
リーダーシップは経営者だけあればいいのか?
リーダーシップって、経営者だけ、トップだけ持っていればいいものでしょうか?
よく、自分の今いるポストの一つ上または二つ上の目線で仕事をすると、色んな視点で物事を考えて仕事に取り組むことが出来ると言われています。
一般社員→主任→係長→課長→部長→役員→社長
というポストがあるとします。
一般社員は主任や係長の立場で、主任は係長や課長の立場になって物事を考えるということです。
すると、やらされ感ではなく、どういう動きをしなければいけないかといった主体性が出てきますし、多方向から物事を捉えることもできます。
例えば、営業成績も悪く、仕事の効率も悪く、顧客からのクレームも多い社員がいたとします。
同僚であるあなたは、もう早く辞めてもらった方がいいと不満を言います。
すると上司(社員数が少ない会社だったら、上司が直接社長の場合もありますね。)は、まあまあ、とあまり聞く耳を持ってくれない時があります。
社長の立場からすると、せっかく雇った社員には営業成績が悪くても、やっぱり愛情もあります。
自分がきちんと教育出来ていたらと思っていたり、要求の多い顧客に対して我慢強く対応しているなど、あなたにはわからない良さを分かっているかもしれません。
立場が変わると、考え方、ものの見方も違います。
リーダーシップは、トップだけが持っていればいいものではなく、リーダーシップは社員全員が持っていることが望ましいです。
組織に所属する全員がリーダーシップを持っていると、主体的に物事に取り組むことが出来ますし、組織も活性化します。人も育ちます。
組織に所属する全員がリーダーシップを持てるような組織にするのトップのリーダーシップです。
マッキンゼーアンドカンパニーで長らく採用担当を務めらた伊賀康代氏の著書『採用基準』では、このような記述があります。
マッキンゼーで求めている人材をひとことで表現すれば、それは「将来、グローバルリーダーとして活躍できる人」というべきでしょう。
(中略)
「コンサルタントと言えば問題解決スキル」と思われている方には意外かもしれませんが、リーダーシップこそコンサルタントにとっては重要なスキルです。(64ページ)
マッキンゼーでは、採用基準に「リーダーシップ」があることがわかりますね。
未来を作り出そう
リーダーシップとは、「周りの人に影響を与え、その気にさせること」だと私は思います。
社員にビジョンを語り、自分たちは何を目指すのか、といった方向性を示し、ストーリー性を持たせて、社員をその気にさせる。
すると、できないと思っていたことが出来るようになるのです。
あなたのリーダーシップで社員をその気にさせ、あなたの望む未来を作り出して欲しいと願っています。