応募率を高めるための求人原稿の作り方~応募したくなる原稿と仕組み作り~

  • 2025年1月6日
  • 2025年1月4日
  • 採用

最近では、採用ホームページを作成する企業も増えてきました。でも、採用ホームページに掲載している求人原稿が求職者に届かなければ意味はありません。

採用ホームページに掲載する求人原稿では、

  • 「求職者にはよくわからない表現や曖昧な記載を極力減らす」
  • 「求職者にめんどうな対応を求めない」

といった点を気を付けることで、応募率を高めることに繋がります。本記事では、応募率を増やす求人原稿の作り方についてご紹介します。

 

応募したくなる原稿作りの大前提

求人原稿では、対象となる人物像を明確にする必要があります。具体的にどのような人材に来てほしいかをはっきりイメージして、その人物が興味を持ってくれるような原稿作りをしていかなければなりません。

  • 「とりあえず求人を出していい人が引っ掛かるのを待とう」
  • 「あんまり具体的なことを書くと応募者が限定されそうだから、多くの人に当てはまるようにあえてボヤっとした感じで書こう。」
  • 「とにかく、だれでもいいからいい人が欲しい。」

こういう姿勢はよくありません。

結局誰にも応募されないまま、時が過ぎる結果になる可能性が高くなります。対象とする人物が興味を持ってくれるような原稿にするためには、仕事内容や給与条件などを無機質に記載するのではなく、プライベートのことや、仕事についての考え方等、色々なメッセージを盛り込むことが望ましいです。そのような前提で求人原稿を作成することで、あなたの会社で働くことに興味を持つ人を増やすことができます。

しかし、ここから応募に至るまでには、さらに求人原稿に手を加えていく必要があります。

あなたの会社だから得られるメリットをアピール!

給与や労働条件など、他社と容易に比較されるような点をアピールするのはやめましょう。

例えば、給料や休日の数値のみをアピールポイントすると、より条件が良い会社に人を取られてしまいます。そのような他社と容易に比較されてしまう内容ではなく、この会社に入社すると、このような経験を積めて、このようなスキルが身につき、数年後にはこのような仕事で活躍できるようになるといった感じで、あなたの会社にいるからこそ得ることができる経験や日常が伝わるようにします。

条件面の数値だけで比較されると、小規模な企業は大企業に勝つことはできません。求人原稿は、あなたの会社を売り出すための広告のようなものです。

商品の広告でも、ただ値段や機能の数値だけをアピールする広告で、どの程度効果があるでしょうか?その商品が、ある程度実績があり信頼されている場合で、値段や機能の数値が他社に負けないものであれば、効果がある広告となるかもしれません。しかし、よく知らない会社の商品の広告で、アピールしているのが値段だけだったら、しかも、容易に比較検討できる場所により魅力的な値段を設定している商品があれば、間違いなくほとんどのお客さんがそちらに流れてしまうでしょう。

求人でも同じです。小規模は会社が給料などの条件だけをアピールするということは、このように値段だけをアピールしている知名度が無い商品と同じようなものなのです。

広告の例に戻ると、値段や機能の数値だけをアピールするのではなく、その商品を使うと得られる特別な体験や効果をアピールしてみる方が訴求力が上がると思います。求人でも同様に、あなたの会社だから得られるメリットをアピールしていく必要があります。

他社と容易に比較されるような点をアピールはやめて、あなたの会社にいるからこそ得ることができる経験や日常が伝わるように!

応募率を上げるための6つのチェックポイント

応募率を上げることにつながる求人原稿のチェックポイントをみてみましょう。

①対象とする人物像を明確にする

繰り返しお伝えしていることですが、どのような人に来てもらいたいのかがぼやけていると、誰にも伝わらない原稿となってしまいます。

「誰でもいいから来てほしい」ではいけません。

②高望みしすぎない

「誰でもいい」と間口を広げすぎると誰にも届きません。逆にとても高い条件を要求して間口を絞りすぎても応募は来なくなります。もちろん、それに見合うような報酬を出してでも採用する必要があるのであれば問題無いですが、「どうせ採用するなら、より優秀な人が来てくれたらいいな」みたいな感じで、むやみに条件を高めるのはよくありません。

③わかりやすい文章を心がける

これは自分では気づきにくく、よくやりがちなことですが、応募者への影響は大きい部分です。その業界では普通に使われる専門用語や言い回しをそのまま求人原稿に使ってしまうと、詳しくない人にとっては
「良くわからず、難しそう」
「自分には関係な仕事」
と判断されて応募しよう、と思われない可能性が高いです。特に未経験者を募集しているのに、このような専門的な記述があると、ほとんど内容は理解できないかもしれません。そのような状況で応募にいたる可能性は低いでしょう。

専門用語以外の部分にも注意が必要です。例えば、休日の書き方や勤務時間についてもその業界独特の言い回しを使用しているケースがよくあります。誰でもイメージできるような表現で原稿を作成しましょう。

④給与条件をごまかさない

あまり自信が無い場合などには、原稿にはざっくりした給料を書いて詳細は面接で説明したいと考える場合があると思います。「実際の給料を書くと、応募者が減るかも」と感じて、このような対応をしたくなるかもしれませんが、これは逆効果です。求人原稿では、求職者が入社後のことをイメージできるような内容にすることが大切です。

それなのに、ざっくりとした給料、例えば「18万円~50万円(当社規定による)」みたいに書かれている求人では、求職者は自分がこの会社に入社したらどれくらいの給料をもらえるのかよくわかりません。

そうではなく、「未経験者は年齢に応じて18~23万円でスタート。スキルが上がり役職がつくと規定に応じて上昇します。」といった感じで、具体的に記載されていると、よりイメージがつきやすいです。

⑤エントリーフォームは簡潔に

エントリーフォームはできるだけ簡潔にしましょう。連絡先を入手することだけを目的にするくらいがいいですね。必要情報は、電話やメールなどで改めて依頼します。求人原稿を読んで、会社に興味を持ち、仕事内容や給与条件などにも納得し、「よし、応募しよう」となっても、エントリーフォームの入力項目が膨大にあるとその時点で離脱してしまう人が出てきます。

特に最近はスマホを使用して求人を探している人が多いです。スマホで閲覧している時に、エントリーフォームに進んだら、志望動機や職務経歴等、分量が多くて、しかも気軽に書くことができない項目があったら、相当な割合で離脱してしまいます。せっかく応募したい気持ちになってもらうことができたのに、エントリーフォームのために応募されない結果になってしまいます。

これは、とてももったいないことです。エントリーフォームでは、必要最小限の情報だけを入力してもらいましょう。

エントリーフォームは簡潔に!必要最小限の情報だけを入力してもらう!

まとめ

以上が、「応募率を高めるための求人原稿の作り方」でした。せっかく採用ホームページを作成してもそこに掲載している求人原稿の内容が良くないと、ほとんど効果がでないまま、時間だけが過ぎる、といったことになってしまいます。的な考え方は、それを読む人にわかりやすい内容にすることです。求職者のことを考えて丁寧に原稿を作成することで、わかりやすい内容になっていくと思います。

無理のない範囲で実施してみて下さい。

 

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