人事制度設計・運用コンサルティング
人事制度でこんなお悩みありませんか?
- 社員のモチベーションが上がらず、離職率が高い
- 評価制度が形骸化しており、公平性が保てていない
- 昇給・昇進の基準が不明確で、現場から不満が上がっている
- 人事制度を新たに作りたいが、どこから手をつければよいか分からない
- 作成した人事制度がうまく運用できず、期待した成果が得られない
人事制度は、人材の育成、定着率の向上、組織風土の醸成など様々な効果を発揮します。ですが、期待した効果が得られなかった、という声もよく聞きます。それは、企業に合っていない人事制度を導入しているためです。自社に合わない制度を作って運用すると、結果としてエンゲージメントを大きく低下させ、一時的に退職が増加し、最悪それが連続・継続してしまうこともあります。これでは本末転倒です。
これらの課題、もしかすると次のような原因が関係しているかもしれません。
その原因は?
1. 経営戦略と人事制度がリンクしていない
経営の目指す方向性に合わせて設計されていない人事制度は、社員に「会社が求める行動や成果」が伝わりません。その結果、モチベーション低下や目標達成の阻害につながることも。
人事制度は、「社員の成長=会社の成長」を実現するための仕組みです。つまり、人材育成のためになくてはならないものです。人事制度は、「こんな人材に育って欲しい、企業はこんな人材を求めています」という企業から従業員に向けての大切なメッセージです。
2. 評価基準や昇給・昇進の仕組みが曖昧
公平性や透明性が欠けていると、社員にとって納得感が得られず、不信感が生まれます。
3.運用面でのフォローが不足している
制度の設計が完璧でも、現場に浸透しない、運用が適切に行われないと、効果は半減します。
どう解決すればいい?
人事制度を効果的に設計・運用するためには、以下の3つのステップが必要です。
ステップ1 経営戦略を反映した制度設計
経営目標に直結する評価基準を設定し、社員が「どのような成果を求められているか」を明確にします。これにより、個々の行動が組織全体の目標とリンクする仕組みを構築します。
具体的な手順
1)経営目標の明確化
経営陣が目指す具体的な目標(例: 売上増加、新市場への進出、顧客満足度向上)を定義します。
2)経営目標を人事戦略に落とし込む
経営目標を支える人材要件や必要な能力を洗い出し、それを基に評価基準や行動指針を定めます。
例: 売上20%増加 → 営業部門に「成約率向上」を評価基準として設定。
3)部門別・職種別の目標設定
組織全体の目標を部門や職種ごとに具体化し、それぞれがどのように経営目標に貢献するかを明確にします。
例: 商品開発部門は「新製品リリース件数」を評価基準に設定。
4)社員一人ひとりの役割明確化
個々の役割と期待される成果を明文化し、評価基準を共有します。
効果
社員が「自分が何を達成すべきか」を明確に理解できる。
組織全体が統一感を持ち、経営目標達成に向けて一貫性のある行動を取る。
ステップ2 公平性と透明性の確保
評価や報酬制度が不透明だと、社員に不満や不信感を与え、エンゲージメントの低下につながります。公平性と透明性を確保することで、社員の納得感を高めます。
具体的な手順
1)明確な評価基準の設定
・数値化できる目標(売上額、リード獲得件数)と、定性的な基準(チームへの貢献度、イノベーション提案)をバランスよく設定します。
・評価基準を事前に全員に共有し、「何が評価されるか」を透明にします。
2)昇給・昇進の基準をオープンにする
・昇給額や昇進条件(例: 評価スコアが一定値以上、特定の資格取得)を明文化します。
・社員に「努力が報われる仕組み」を実感してもらいます。
3)フィードバックの導入
・評価結果について定期的にフィードバックを行い、社員がどの点を改善すべきかを具体的に伝えます。
・双方向のコミュニケーションを重視し、不満を解消します。
4)第三者的な視点の活用
評価の偏りを防ぐため、複数人による評価や、360度評価などを導入します。
効果
・公平で透明な評価システムにより、社員が評価プロセスに納得感を持ち、モチベーションが向上する。
・社員間での信頼感が醸成され、組織内の不満が減少する。
ステップ3 運用のフォローと改善
制度は導入しただけでは成功しません。実際の運用で課題を洗い出し、改善を繰り返すことで効果を最大化します。制度導入後も定期的に効果を検証し、必要に応じて改善を行う体制を構築します。運用が現場に負担をかけない仕組みを導入することも重要です。
具体的な手順
1)運用開始後のモニタリング
・制度の運用状況を定期的に確認し、目標達成状況や社員の反応を把握します。
・現場の意見や課題点をヒアリングする場を設けます。
2)制度の評価・検証
・評価基準や報酬体系が実際の成果につながっているかを分析します。
・KPIやOKRを活用して、制度が経営目標に適合しているかを測定します。
3)継続的な改善プロセスの導入
・運用結果を基に必要な改訂を行います。例えば、現場の意見を反映して評価基準を簡素化するなど。
・社員のニーズや外部環境の変化(例: 法改正、競合の動向)に対応する柔軟性を持たせます。
効果
・制度が「運用されっぱなし」にならず、常に組織にフィットした状態を維持できる。
・社員が制度に慣れ、評価・報酬体系がスムーズに浸透する。
・改善を繰り返すことで、長期的に信頼性の高い人事制度が構築される。
アーチのサポート内容
人事制度は、人材の育成、定着率の向上、組織風土の醸成など様々な効果を発揮します。ですが、期待した効果が得られなかった、という声もよく聞きます。それは、企業に合っていない人事制度を導入しているためです。自社に合わない制度を作って運用すると、結果としてエンゲージメントを大きく低下させ、一時的に退職が増加し、最悪それが連続・継続してしまうこともあります。これでは本末転倒です。
人事制度には、経営戦略と人材戦略の連動性や整合性は必要不可欠です。私たちは、企業の目的に合った制度設計と、制度が浸透するための運用支援を通じ、企業の経営目標達成と「社員の成長=会社の成長」の実現に貢献します。
アーチでは、以下のプロセスを通じて貴社にマッチする人事制度設計・運用をサポ―トします。
1. 課題分析と現状把握
経営陣や現場とのヒアリングを行い、現状の課題と理想の状態を明確化します。課題を解決し
企業に合った制度設計には、現場を把握することが大切です。例えば、退職理由は、本当の理由でしょうか。
2.オーダーメイドの制度設計
経営戦略や組織文化に合った制度を設計。評価基準や報酬体系を明確化し、納得感のある仕組みを構築します。
人事評価制度は、従業員のレベル(=等級)を定義する「等級制度」、生産的な活動を定義し、引き出し、育成促進をするための「評価制度」、評価の結果を賃金に反映させ、従業員のエンゲージメントを高める「報酬制度」で構成されています。
3. 運用支援と改善提案
制度の導入後もフォローアップを継続。運用の定着支援や必要な改善提案を行います。
人事制度設計から運用までの流れ
基本フローですので、詳細はお打ち合わせの上決定し進めてまいります。時間とお金をかけて導入した制度を社内に浸透させ、評価者は基準に従ってきちんと評価ができるよう、設計から運用までサポート致します。
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「自社に合った人事制度を設計したい」「制度をうまく運用したい」というお悩みは、ぜひ当事務所へご相談ください。初回のご相談(60分)は無料にて承っています。オンラインでの対応も可能です。